ドライバーの負荷軽減や温室効果ガス排出抑制図る
鴻池運輸とトランコムは4月22日、トラックと鉄道輸送を組み合わせた独自サービス「トレインクロスドックサービス」で協業、同日提供を開始したと発表した。
「2024年問題」を意識し、鉄道輸送を活用して荷主企業の貨物安定輸送を後押しするのが狙い。
鴻池運輸は2020年4月、東京・品川エリアのJR貨物東京貨物ターミナル駅構内の物流施設「東京レールゲートWEST」内に東京レールゲート営業所を開設、鉄道コンテナ輸送を中心としたモーダルシフトを推進している。
一方、トランコムは全国10万台規模の中長距離を中心とした貨物と空車のマッチング（求貨求車サービス）と、物流センター運営などのネットワークやノウハウを最大限活用した最適な輸送モードの提供を図っている。
新サービスは両社のアセットを組み合わせ、鉄道輸送が困難だったエリアの貨物を、トランコムの求貨求車ネットワークを用いてトラックを手配、集荷して鴻池運輸の東京レールゲート営業所でコンテナへ積み替えることで、トラックのみの長距離輸送よりドライバーの負荷軽減や温室効果ガス排出抑制を目指す。
サービスの概要（両社提供）
（藤原秀行）
