物価上昇に伴う消費減退やインドネシア事業の収益安定化遅れが響く
キユーソー流通システムは1月10日、現行の第7次中期経営計画の連結業績目標を修正したと発表した。
最終年度の2024年11月期の営業収益(売上高に相当)は「1820億円以上」から「1850億円」に引き上げた一方、営業利益は「55.0億円以上」から「45.0億円」、経常利益は「49.0億円以上」から「40.0億円」、当期純利益は「25.0億円以上」から「20.0億円」にそれぞれ引き下げた。
ROA(総資産利益率)は「4.0%以上」から「3.2%」、ROE(自己資本利益率)は「6.0%以上」から「4.7%」へ見直した。
同社は修正の背景として、物価上昇に伴う消費減退などに加え、関連事業のインドネシアで燃料影響や設備投資に対する適正料金での顧客獲得の遅れなどが響き、収益安定化が遅れる見込みとなっていることも反映させたと説明している。
(藤原秀行)