マーストーケンソリューションが新システム販売開始
RFID/バーコード・2次元コードなど自動認識システムの企画・開発・製造・販売を行うマーストーケンソリューション(MTS、東京都新宿区)は1月17日、フォークリフトにUHF帯RFIDリーダライタを搭載し、庫内作業を効率化する「UHFフォーク」システムの販売を開始すると発表した。
UHFフォークシステムイメージ図
UHFフォークは車載端末(専用パソコン)、UHF帯RFIDリーダライタ、アンテナ、取付治具で構成。
このうち、UHFフォークはUHF帯ICタグの自動読み取りで荷物の番号とロケーションをひも付け、フォークマンに負担を掛けることなく効率的な管理を実現する。現場の負担を軽減するとともに、ロケーション管理の精度を向上させ、倉庫作業を省力化し、業界の深刻な人手不足解消につなげられると見込む。
従来、ハンディターミナルを使った作業の場合、ピッキングの際にその都度フォークリフトから降りる必要があった。また、ハンディターミナルの画面が小さいため操作性も低く、都度の充電や機器管理にも手間を要していた。
導入後は、車載端末からのピッキング情報を確認し、フォークリフトから、降りることなく作業を行えるようになるほか、パレットの取り違え防止効果も期待できる。
フォークリフトの実際の稼働状況などはリアルタイムな把握が難しく、効率良く指示することが困難だった。UHFフォークシステムを導入することで、フォークリフトの稼働状況・入出庫情報をリアルタイムに把握、管理者が出荷状況を把握しながら効率的な配送管理を行える。
(藤原秀行)※いずれもマーストーケンソリューション提供