西日本エリアへの配送リードタイム短縮など図る
関通は1月20日、東京証券取引所グロース市場上場でペットヘルスケア事業を展開するペットゴーと物流業務委託を締結、同社専用拠点「ペットゴー尼崎物流センター」を開設したと発表した。業務開始は3月を予定している。
関通はペットゴーのBCP対応に加え、西日本エリアの顧客への配送リードタイム短縮、D2C(直販)ブランド「ベッツワン」の在庫保有能力拡充を手掛ける。
「ペットゴー尼崎物流センター」を開設した「アグリベース」は、関通が2022年12月に新設した約4300坪の物流センター。物流施設はJリートの日本ロジスティクスファンド投資法人が所有している。
アグリベースが位置する兵庫県尼崎市向島・末広地区は、関西で特に発展していく物流地区として存在感を高めており、阪神高速5号湾岸線、阪神高速3号神戸線など港や高速道路が近く交通の利便性で強みを持つ。
関通は関西と関東に21拠点、総敷地面積8万坪(2024年7月予定)の物流センターを構えており、拠点エリア分散の提案も可能と強調。時間外労働の上限規制や納品までのリードタイムが求められる中で、拠点を分散し、近い倉庫から商品を送ることで配送リードタイムの短縮、運賃コストの削減を実現していく予定。
関通アグリベース(ペットゴー尼崎物流センター)が入る物流施設の外観(関通提供)
ペットゴー尼崎物流センター概要
所在地:兵庫県尼崎市西向島町145(関通アグリベース内)
業務開始:2023年3月(予定)
(藤原秀行)