物流センター全体の業務最適化・自動化目指す
AI(人工知能)を活用したソリューション開発を手掛けるスタートアップのABEJA(東京)は3月5日、大和ハウス工業傘下で物流のシェアリングサービスを担うダイワロジテックと業務提携に向けた検討を開始したと発表した。
カメラやビーコン(発信機)などのIoT(モノのインターネット)関連機器を駆使し、物流センターの庫内作業スタッフや商品運搬用機器の動きを見える化。効率化する上での課題を抽出し、AIを利用して解決につなげることを想定している。将来は物流センター全体の業務最適化・自動化も進めていきたい考え。
ABEJAは2018年11月末、ダイワロジテックを引き受け先とする第三者割合増資を実施している。
ABEJAは併せて、同じく大和ハウス子会社の大和ハウスリビングマネジメント(東京)とも提携を検討すると発表した。賃貸住宅管理にAIを取り入れ、居室内の不具合発見や清掃業務・巡回経路の効率化などを模索する。
(藤原秀行)