【現地取材・動画】佐川、東京・青梅で実施中のドローン配送実証実験を公開

【現地取材・動画】佐川、東京・青梅で実施中のドローン配送実証実験を公開

サンドラッグなどと組み、市販医薬品も取り扱い

佐川急便は2月7日、東京都青梅市で展開しているドローンを活用した配送サービスの実証実験をメディアに公開した。

ドローン配送はロボット開発を手掛けるスタートアップのイームズロボティクス、日本気象協会、ドラッグストア大手のサンドラッグと連携して実施。東京都や青梅市の協力も得ながら、1月11日から2月10日までの間、山間地でドローンが日用品や市販医薬品、食品などを住民へ届けている。最短で注文した当日中に配達している。

 
 

佐川は2025年度中のドローン配送サービス実用化を目指しており、1カ月にわたって実施する今回の実証実験で得られた成果と課題を分析、改良していく構え。


実証実験に投入しているイームズロボティクス製ドローン


山間を飛び、商品を積んで着陸するドローン


運航の経路などをリアルタイムで確認できるシステム


住民らに配布しているパンフレット

実証実験は青梅市の当該エリアの住民からサンドラッグのウェブページや電話で注文を受けた商品を、まず「サンドラッグ青梅新町店」に集約し、約9.8km先の運動広場までトラックで配送。そこでイームズロボティクス製のドローンに搭載している専用の輸送容器に商品を積み込み、約4.8km離れた別の運動広場へ空輸して届けている。

 
 

飛行に際しては、日本気象協会の協力を得て気象の観測機器で風力などを細かくチェックしている。

注文は1回につき最大2点まで受け付けており、1日最大5便を運航している。対象商品は栄養剤から湿布、目薬、マスク、うがい薬、除菌シートなど多岐にわたる。

空輸のルート下には補助員を配置し、通行人などがいないかを確認しながら飛ばしており、航空法上の「レベル2」(目視内飛行)に相当する。

ドローンはペイロード(最大積載重量)が10kgだが、使っている輸送容器の重量なども考慮し、実証実験では乗せられる商品の重さを最大4kg程度までと設定している。

メディアに公開した運航では、マスクやのど飴を積み込んだドローンが、無事に受け取り場所の運動広場に着陸した。佐川などは、オンライン診療の普及に伴い、患者宅へドローンで処方薬を届けるニーズが見込める可能性があるとみて、今後も実証実験を重ねていくことを想定している。


無事に届いたマスクとのど飴

 
 


商品を収める専用の輸送容器

(藤原秀行)

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