19年夏に米一部都市で導入目指す
米フェデックスは3月4日、小売事業者向けの新たな自律式配達ロボット「Fedex SameDay Bot(フェデックス・セイムデイ・ボット)」を開発したと発表した。
「Fedex SameDay Bot」(フェデックス提供)
ロボットは同社とベンチャーのDEKAリサーチ・アンド・ディベロップメント、同社創立者で発明家のディーン・ケイメン氏が共同開発した。搭載した複数台のカメラで周辺の状況を随時確認、人間や障害物を自動的に回避しながら、安全な経路で配達先まで進む仕組み。
2019年夏に米テネシー州メンフィスなどの一部都市で導入することを目指しており、関係機関からの最終承認を得るために調整している。
フェデックスが小売事業者と協力して自動配送のニーズを調査した結果、各社平均で6割以上が店舗から3マイル(4・8キロメートル)以内に居住しており、需要が一定程度見込まれることが分かったという。
(藤原秀行)