独自の解錠システム導入
アマゾンジャパンは3月2日、オートロックマンションでの「置き配」普及による再配達削減を目指し、三井不動産グループで賃貸住宅の管理などを手掛ける三井不動産レジデンシャルリースと連携すると発表した。
三井不動産レジデンシャルリース(管理戸数約7万8000戸・2022年12月末時点)が運営・管理している賃貸マンンションに対し、建物所有者の承諾を得た物件から順次、オートロックマンションでも置き配が可能になるアマゾンの独自システム「Key for Business」(KfB)を導入していく予定。
KfBを導入したマンションでは、アマゾンの委託先ドライバーが商品を持っている時に限って、配送アプリからオートロックを解除して入館し、受け取り手が指定した場所に届ける。不在時や在宅中で手が離せない場合でも商品を受け取れるのが強み。
KfBは2021年に日本で開始し、現在は19都道府県を導入対象に設定。2022年末時点で5000棟以上のマンションにKfBのシステム設置が完了済みという。
(藤原秀行)※いずれもアマゾンジャパン提供