出来立てラーメンなど無事輸送
エアロネクスト子会社でドローン物流を手掛けるNEXT DELIVERYは3月6日、茨城県境町で2月28日、ドローンを活用して地域の輸配送ネットワーク維持を図る新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」始動を目指し、住民向けのドローン配送サービスのデモンストレーションを実施したと発表した。
境町セイノーホールディングス(HD)、エアロネクスト、BOLDLY、セネックは昨年10月、「ドローン、自動運転バスを含む次世代高度技術の活用に関する協定」を締結。セイノーHDとエアロネクストが連携し、SkyHubの商品配送拠点「ドローンデポ」を今年2月3日に同町内で開設した。
今回のデモはその延長線上の取り組みと位置付けている。
ドローン配送されたラーメンとドローン搭載用の箱
ドローン配送されたラーメンがドローン搭載用の箱に入ったところ
ドローン配送された熱々のラーメンをドローンの脇で早速食べる稲垣さん (境町金岡地区)
境町金岡地区を飛行する物流専用ドローン「AirTruck」
今回の実証実験は、市街地から地上輸送とドローン配送を連結させ、境町金岡地区の住民に対して、「ドローンデポ境町」の並びにある山田屋のラーメンと地元の食事処 割烹ひさしの牛サーロイン弁当をドローンデポから車で約5分の旧ゲートボール場まで軽バンで輸送。
その場でドローンに積み替え、約3kmの距離をエアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」が約5分飛行し、注文者の元に無事届けた。
(藤原秀行)※写真はいずれもエアロネクスト提供