地銀との連携強化、地方の小売業DX支援にも注力
インターネットスーパー立ち上げ支援を手掛ける10X(テンエックス)は3月13日、事業拡大の加速を目指し、メガバンクや地方銀行、ベンチャーデットファンドなどから新たに15億円の資金を調達したと発表した。
借入先は三菱UFJ銀行、三井住友銀行、静岡銀行、山梨中央銀行、Fivot、SDFキャピタル、Yoii。
(10X提供)
今度の事業拡大は資本コスト最適化のため借り入れも積極的に活用し、日本全国でのスーパーマーケットやドラッグストアのDXを推進していく構え。
政府が2022年11月に発表した「スタートアップ育成5か年計画」内の「第二の柱:スタートアップのための資金供給の強化と出口戦略の多様化」で「銀行等によるスタートアップへの融資促進」や「地域金融機関による大企業と地域のスタートアップのマッチング」を推進する方針を打ち出していることも考慮。
地域社会に強いネットワークを持つ金融機関と連携を深め、各地域の小売企業のDXを共同で支援していくとともに、地域の生活者に対するネットスーパー・ネットドラッグストアなど買い物手段の紹介・利用支援をともに推進する方針。
(藤原秀行)