オリックス不動産、埼玉・関越道エリアで6.3万㎡のマルチ型物流施設完成

オリックス不動産、埼玉・関越道エリアで6.3万㎡のマルチ型物流施設完成

100%再エネ由来電力を供給

オリックス不動産は3月22日、埼玉県入間郡毛呂山町で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンタ
ー」が完成したと発表した。

地上4階建て、延床面積は6万2702㎡。最小約3200坪から最大4テナントの入居が可能。


「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター」外観

関越自動車道と圏央道の結節点に位置し、関越道の坂戸西スマートICと鶴ヶ島IC、圏央道の圏央鶴ヶ島ICを利用可能。関東全域への配送や、甲信越地方への広域配送に強みを持つ立地。

1階に両面バース、3階に片面バースを設け、1階と2階、3階と4階をそれぞれメゾネット利用できる仕様を採用した。バースには最大129台の大型車(10t車)の同時接車。計30基のドックレベラーを実装し、効率的な荷物の積み降ろしを実現できるようにしている。

荷物用エレベーター8基、垂直搬送機4基も設置。最上階にはカフェテリアやルーフテラス、共用の会議室を設けるなど、施設従業員の職場環境向上に配慮している。

環境配慮型の物流施設として、100%再生可能エネルギー由来の電力をテナントに供給。CASBEE(新築)Aランク取得や電気自動車(EV)充電スタンド4基設置も実施済み。

BCP対策として、災害などに伴う停電時にも物流機能を継続できるよう、24時間稼働想定の非常用発電機を設置。非常時も荷物用エレベーターや照明などの使用が可能となり、24時間業務を継続可能にする。敷地内には防災備蓄倉庫を構え、ヘルメットや防水シート、懐中電灯、簡易トイレなどを備蓄、災害時に備える、

施設の屋根に第三者所有モデル(PPAモデル)で1281.60kWの太陽光発電システムを設置し、発電した電力は施設内で利用できる。夜間や天候の影響により、太陽光で発電した電力では供給量が不足する場合にも、オリックスから非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給し、入居テナント企業は使用電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力として利用可能。

<スキーム図>

「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター」施設概要

名 称 鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター
所 在 地 埼玉県入間郡毛呂山町大字川角(番地以下未定)
交通手 段 関越道 「坂戸西スマートインターチェンジ」から約 5.3km
関越道 「鶴ヶ島インターチェンジ」から約 5.7km
圏央道 「圏央鶴ヶ島インターチェンジ」から約 7.0km
東武越生線「川角」駅から約 1.7km
敷地面 積 35,139.91 ㎡(約 10,629.82 坪)
延床面 積 62,702.60 ㎡(約 18,967.53 坪)
規模・構造 地上 4 階建て、RCS 造
駐車場台数 普通車 231 台、トラックバース 129 台、大型トラック待機場 13 台
そ の 他 床荷重 1.5t/㎡、梁下有効高 5.5m 以上、全館 LED 完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド 4 基設置、カフェテリア、ルーフテラス、共用会議室を完備
設 計 浅井謙建築研究所株式会社、MP デベロップメント株式会社
施 工 戸田建設株式会社
着 工 2021 年 11 月 1 日
竣 工 2023 年 2 月 24 日

【広域地図】

【中域地図】

(藤原秀行)※いずれもオリックス不動産提供

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