センコー、愛知・弥富の名古屋港近隣に4.5万㎡物流拠点を開設

センコー、愛知・弥富の名古屋港近隣に4.5万㎡物流拠点を開設

輸出入貨物や製造業、EC関連需要取り込み図る

センコーは4月6日、愛知県弥富市で新たな物流拠点「湾岸弥富PDセンター」を同日開設したと発表した。

新センターは地上5階建て(倉庫は4層)、延床面積は4万4898㎡。

伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富IC、弥富木曽岬ICに隣接し、愛知県の主要港として需要増加を見据えた施設。機能強化が進む名古屋港までは8km、所要時間約10分。一般物流センターとして輸出入貨物の通関から保管、輸送までの一貫した物流サービスを提供できる。

輸出入貨物やEC需要を取り込むとともに、住宅や自動車部品など既存顧客業務の効率的な運営と深耕、アパレル輸入商材の湾岸拠点として活用し、中部エリアの事業拡大を図る。

新センターはセンコーグループホールディングス(GHD)が2020年9月に発行した、グリーンプロジェクトに必要な資金調達のた
めに発行する債券「グリーンボンド」を建設資金に充当した。

また、センコーGHDが資本・業務提携しているMIRAI-LABO(ミライラボ、東京都八王子市)が開発した太陽光路面発電パネル「Solar Mobiway」、中古EVの廃バッテリーを再利用した「EVリパーパス蓄電池」、リフィルバッテリー式発電機「G-CROSS」を、センコーグループの物流センターに初めて設置した。

特に路面設置型の太陽光パネルは屋上設置型に比べて、既存拠点の駐車場などに後付けで設置しやすいため、グループ全体での導入を視野に、ミライラボと共同で実証実験と改良を重ねていく構え。

<新センターの概要>

所在地 愛知県弥富市鍋田町六野73番地
敷地面積 29,699㎡
延床面積 44,898㎡
構造 高床倉庫 鉄骨造 地上5階建(倉庫は4層)
低床倉庫 鉄骨造 平屋建(M2階含む)
設備 エレベーター2基、垂直搬送機6基、クライミングレベラー2基、太陽光自家発電、インタンク、太陽光路面発電パネル「Solar Mobiway」、中古EVの廃バッテリーを再利用した「EVリパーパス蓄電池」、リフィルバッテリー式発電機「G-CROSS」など

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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