船の自動運転技術開発手掛けるエイトノット、大阪湾初の実証実験に成功

船の自動運転技術開発手掛けるエイトノット、大阪湾初の実証実験に成功

万博会場エリアの舞洲など、約6kmを安全に航行

船の自動運転技術開発を手掛けるエイトノットは4月18日、大阪産業局が運営する「IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム」を活用し、自社開発の自律航行システム「エイトノット AI CAPTAIN」を用いた大阪湾初となる自律航行船の実証実験を4月14日に大阪・咲洲の複合商業施設ATCで実施されたイベント「ATC OSAKA MIRAI EXPO」の中で実施したと発表した。

実証実験は堺市によるサイクリングと舟運を掛け合わせた「サイクルシップ実証実験」の一環としても実施。堺市内から走行してきた自転車を自律航行船に乗せて舞洲まで渡ることで、咲洲を起点とした「サイクルシップ」の可能性を検証し、広域的な自転車周遊や新たなサイクルツーリズム創出につなげることを念頭に置いている。

実証実験では大阪湾の咲洲、舞洲、夢洲エリアで自律航行船により約6km(咲洲~舞洲間)を安全に航行。エイトノットは2025年の大阪・関西万博会場となる夢洲を含む大阪ベイエリア活性化に向け、自律航行船の活用可能性があることが確認できたとみている。

大阪湾初となる自律航行船の実証実験を実施

<実施行程>
1.堺市役所前を自転車で出発(仮称・大和川サイクルラインを走行)
2.ATCから自律航行船に自転車を乗せて舞洲へ移動
3.舞洲でサイクリングや周辺施設の周遊等を実施
4.舞洲から自律航行船に自転車を乗せてATCへ戻る
※実証実験当日の天候状況を踏まえ、上記4は中止

<実施ルート>

(藤原秀行)※いずれもエイトノット提供

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