量産に不可欠な「型式指定」取り消し
国土交通省は4月26日、豊田自動織機が日本市場向けフォークリフト用エンジン2機種で、国が定める排出ガスの評価試験の際、データを差し替えるなどの不正行為を働いていたことが判明したのを受け、同日付で道路運送車両法に基づき、同社に対して行政処分を科した。
問題のエンジン2種類に関し、一酸化炭素(CO)などの発散を防止する装置の型式指定を取り消した。
型式指定はエンジンの量産に不可欠なため、同社は再び型式指定を申請、取得するまで当該製品の出荷ができなくなる。
(藤原秀行)