シナモンAIがトレードワルツ事務局の「貿易コンソーシアム」入会、貿易書類特化のAI-OCR導入拡大目指す

シナモンAIがトレードワルツ事務局の「貿易コンソーシアム」入会、貿易書類特化のAI-OCR導入拡大目指す

DXを一層推進

AIを活用した企業向けソリューションを手掛けるシナモンは5月16日、貿易業務実務者を中心に180社(2月3日時点)が名を連ね、貿易関連業務のDXに取り組んでいる「貿易情報連携効率化・普及に向けたコンソーシアム」へ入会したと発表した。

貿易領域は世界中でEC導入が拡大・普及する中、入力作業に時間を要する紙の帳票や手書きの文書などが依然多く使われている。

シナモンはコンソーシアム入会を契機として、将来はトレードワルツが運用する貿易情報一元管理システム「TradeWaltz(トレードワルツ)」と連携することも念頭に置き、シナモン開発の貿易書類専用・特徴量学習型AI-OCR(光学式読み取り装置)「Flax Scanner for 貿易書類」を中心とした、高度なAIソリューションを一層拡大。貿易DXの推進に寄与していくことを狙う。

貿易コンソーシアムは、貿易電子化の普及を目的に掲げ、2021年4月にトレードワルツを事務局として発足。会員は商社やメーカー、銀行、保険会社、物流会社といった貿易実務を担う企業からITベンダーや公的機関まで幅広い。

全体会議をはじめとした各種ワーキンググループでの活動を通して、貿易課題の解決に向けて取り組んでいる。

(藤原秀行)

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