新日鉄エンジが石川・能美市の物流センターを完成・引き渡し

新日鉄エンジが石川・能美市の物流センターを完成・引き渡し

IT周辺機器メーカーのアイ・オー・データ機器から受注

新日鉄住金エンジニアリングは3月25日、パソコン周辺機器などを手掛けるアイ・オー・データ機器(金沢市)から建設工事を受注していた物流センターを完成・引き渡したと発表した。

同施設は「アイ・オー・データ機器・能美物流センター」と呼ばれ、石川県能美市の吉原釜屋産業団地内に立地。県内に分散している物流拠点を集約して在庫管理と配送効率の向上を図る。総工費は約25億円。施設規模は鉄骨造地上2階建て、延べ床面積約1万6000平方メートル、鉄骨重量は約1500トンに上る。

施設の設計・施工では新日鉄エンジの独自手法「NSスタンロジ」で躯体数量削減によるコスト低減、耐震性能向上、工期短縮を両立。また同社製の耐震部材「アンボンドブレース」を30本最適配置して耐震性に優れた物流施設を実現した。北陸地区の案件で「NSスタンロジ」が採用されたのは今回が初めて。

このほか“建築とマテハン設備のワンストップ提案”によりパレットラック、自動仕分けコンベヤーの最適配置や効率的な作業動線、断熱計画など機能面にも踏み込んだ受注工事となった。

(鳥羽俊一)



画像は新日鉄住金エンジニアリングニュースリリースより

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