SkyDriveは6月22日、パリ・エアショー2023で、フランスの電子機器・通信機器大手Thales(タレス)と、「空飛ぶクルマ」用フライトコントロールシステムのサプライヤー契約を締結したと発表した。
SkyDriveの福澤知浩代表取締役CEO(最高経営責任者)とタレスのジャン-ポール・エバンガ・フライトアビオニクス担当副社長(SkyDrive提供)
フライトコントロールシステムは、空飛ぶクルマ(eVTOL=電動垂直離着陸機)で最も重要な要素の一つ。パイロットの操縦装置からの入力を受け取り、機体の姿勢や速度を制御する機能を持ち、高い安定性・信頼性を担保する。
SkyDriveはタレス製eVTOLの中でも、特に軽量・コンパクト・自律性という当社機体のアップデートヴィジョンに適合した「FlytRise」を現在開発中の「SKYDRIVE」(SkyDrive式SD-05型機)に搭載する。
タレスのシステムは1980年代に欧州のエアバスA310に初めて搭載されて以降、1万2000機以上の航空機に採用されてきた実績を持つ。
(藤原秀行)