電波届かない場所でも安全飛行可能に
ACSLは6月23日、国産の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」が2023年8月から、KDDIスマートドローンの包括的なドローン運航支援サービス「4G LTEパッケージ」に対応すると発表した。
携帯電話のLTE通信を活用することで、電波の届かない場所での飛行や、電波途絶した際のLTE通信による安全な着陸が可能になると見込む。
LTE通信の活用はSOTEN(蒼天)の「LTE対応モデル」を購入する必要がある。
LTE通信対応により、ドローンと地上局(GCS)間の直接通信が不要となりインターネットを介した映像とテレメトリーの確認が可能となるため、直接通信では電波の届かない場所でも飛行できるようになると想定。さらに、暗号化通信を用いることで、LTE回線を介してセキュアな飛行を担保できるとみている。
SOTEN(蒼天)
寸法 |
アーム展開時:637mm×560mm(プロペラ含む) |
機体重量 |
1,720g(標準カメラ・バッテリー含む) |
最大離陸重量 |
2,000g |
最大飛行時間 |
標準カメラ搭載時、風速8m/s条件下:25分 |
最大伝送距離 |
4km(障害物や電波干渉がない場合) |
防塵・防水性 |
IP43(カメラ、ジンバル、バッテリー搭載時) |
標準カメラ |
動画4K対応 静止画時2,000万画素 |
オプションカメラ |
赤外線カメラ+可視カメラ、マルチスペクトルカメラ、光学ズームカメラ |
GNSS |
GPS+QZSS(準天頂衛星みちびき)+SLAS/SBAS |
(藤原秀行)※いずれもACSL提供