既存株主による追加出資、大手電力会社や官民ファンドなど新規参画
蓄電池事業などを手掛けるパワーエックスは7月3日、シリーズB(事業拡大期)ラウンドの前半として19.2億円の資金調達契約を締結したと発表した。
昨年のシリーズA(創生期)ラウンドのリード投資家と新たに参画する投資家を割当先とする第三者割当増資を実施する。累計資金調達額は約125.5億円に達した。
自然エネルギーの爆発的普及の実現に向け、新たに調達した資金は蓄電、送電技術の進化に向けた新規事業の展開に充てる。具体的には、蓄電池製品の研究開発や、岡山県玉野市に建設中の国内最大級規模の蓄電池工場「Power Base」の設置費用などを想定している。
(パワーエックス提供)
今回の資金調達に参画した投資家
(1)シリーズAラウンドからの追加投資
・Spiral Capital株式会社
・日本瓦斯株式会社
(2)シリーズBラウンドでの新規投資
・センコーグループホールディングス株式会社
・株式会社脱炭素化支援機構
・東北電力株式会社
・その他、事業会社1社
(藤原秀行)