センコーGHD、シンガポールの物流ソフトウェア開発会社を買収

センコーGHD、シンガポールの物流ソフトウェア開発会社を買収

アジアに展開の拠点標準化やロボティクス推進図る

センコーグループホールディングス(GHD)は2月29日、シンガポールに拠点に置き、物流ソフトウェアの開発・販売などを手掛けるInfolog(インフォログ)を同日付で買収したと発表した。

同社株式の65%を取得した。具体的な取得額は開示していない。

センコーグループは2017年にSkylift Consolidator(スカイリフト・コンソリデーター)、22年にAir Planners (エア・プランナーズ)と、シンガポールに本社を置く企業を続けて買収。国際航空・海上輸送事業、倉庫配送事業の拡大を図っている。

インフォログが新たにグループへ加わることで、アジアを中心に世界各国で運営している物流センターのWMS(倉庫管理システム)やTMS(車両管理システム)などの標準化とロボティクスを推進。業務をさらに効率化するとともに、日本国内のDX推進部門や情報システム部門との人材交流・技術交流を深め、管理体制を強化する。

インフォログのシステムとセンコーグループの物流サービスを組み合わせ、サービスレベル向上で海外の新規顧客開拓を図ることも視野に入れている。


(プレスリリースより引用)

<Infolog の概要>
本社所在地:シンガポール
代表者:Richard Goh Yang Ceng
設立:2013年2月21日
事業内容:物流管理ソフトウェアの開発・販売
事業所数:4カ所(シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム)
従業員数:85名(2023年6月末時点)

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事