横浜港本牧ふ頭に1.5万TEUの超大型LNG燃料コンテナ船が初入港

横浜港本牧ふ頭に1.5万TEUの超大型LNG燃料コンテナ船が初入港

CMA CGMの中南米航路に投入

国土交通省関東地方整備局と横浜市港湾局、横浜川崎国際港湾株式会社は7月24日、フランスのCMA CGMのコンテナ船「CMA CGM Liberty(リバティ)」(全長約366m、船幅51m、最大積載数1万4806TEU)が同日、横浜港本牧ふ頭D4コンテナターミナルに初めて入港したと発表した。

同船はCMA CGMが運航する中南米航路「ACSA1」に投入しているLNG(液化天然ガス)燃料コンテナ船3隻のうちの1隻として横浜港へ初めて入港した。これまで本牧ふ頭に寄港したコンテナ船で最大級の大型船に分類されるという。

CMA CGMは中南米からの輸入貨物増加対応に向けた計画の一環として当該航路へ大型船の投入を進めるとともに、LNG燃料コンテナ船も活用して環境負荷低減に努めている。

横浜港としては、LNGバンカリング(供給)拠点の形成に向け、本牧ふ頭A4岸壁を整備したほか、横浜川崎国際港湾株式会社などが設立したエコバンカーシッピング株式会社がバンカリング船の建造を進めている。

国交省関東地整局などは、今後もLNGをはじめ環境負荷が低い燃料を用いる超大型コンテナ船を受け入れていく方針。


初入港写真(いずれもプレスリリースより引用)

本船詳細
本船名:CMA CGM Liberty
船籍:マルタ
総トン数:150,783G/T
最大コンテナ積載数:14,806TEU
全長:366m
船幅:51m

中南米航路「ACSA1」寄港地
蛇口–香港–高雄–寧波–上海–青島–釜山–マンザニーロ–ラザロカルデナス–ブエナベントゥラ–カヤオ–ポルソハ–ラザロカルデナス–マンザニーロ–横浜–釜山–蛇口

(藤原秀行)

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