自動搬送システム開発のLexxPluss、ソニーでAIBOやPlayStation手掛けた佐藤健一氏がVPoEに就任

自動搬送システム開発のLexxPluss、ソニーでAIBOやPlayStation手掛けた佐藤健一氏がVPoEに就任

欧州、米国、東南アジアのグローバル経験生かす

次世代の自動搬送システム開発を手掛けるLexxPluss(レックスプラス)は7月27日、ソニー(現ソニーグループ)でペット型ロボット「AIBO(アイボ)」やゲーム機「PlayStation(プレイステーション)」などの開発を手掛け、インターネットを利用した金属加工仲介を手掛けるスタートアップのキャディで初の海外拠点となったベトナム拠点の立ち上げに携わった佐藤健一氏が今年6月、VPoE(Vice President of Engineer、技術系マネジメント責任者)に就任したと発表した。

自動搬送システム開発力の強化と米国市場展開に向け、事業の体制強化を図る。


(LexxPluss提供)

佐藤氏はテクノロジー事業部(Technology Division)でハードウェア開発からクラウドサービス開発など、多岐にわたる製品・ソリューション開発をリードする予定。

佐藤氏は「LexxPlussは日本でスタートした会社ですが、多くの外国籍のメンバーによって構成されています。私の役割は、その多種多様な人材の強みを活かし、それぞれが自由闊達にかつ一丸となってお客様の問題解決に当たることができる組織をつくることです。そして、それによって継続的に価値提供したいと考えています」とコメントした。

佐藤氏プロフィール
大学院卒業後、ソニーに入社。組み込みOS(基本ソフト)の開発、エンターテインメントロボット用ソフトウェアの開発、著作権保護技術の開発、ゲームコンソール向けネットワークサービスの開発などに携わる。開発チームのマネジメント業務が長く、同時にプロジェクト管理、プログラム管理などの業務も行う。在籍中2回の海外赴任を経験(欧州5年、米国3年)し、日本の組織に在籍中も海外のメンバーと日常的にやり取りを行うことが多かった。アジャイル開発にも2005年頃から取り組み、海外を含む様々なチームでスクラムをベースにした開発手法を適用し経験を積んでいる。

その後、楽天(現楽天グループ)に転じ、店舗向けシステムのプロジェクト管理業務に携わった後、フレセッツに入社。ブロックチェーン技術を基にした暗号資産取引所向けのシステムを開発運用するスタートアップでエンジニアリングチームの立ち上げとマネジメントを担った。2021年1月にキャディのCTO(最高技術責任者)室長に就任。技術面でリーダーシップを発揮するCTOを組織マネジメントサイドからサポートし、100人規模の組織マネジメントの土台づくりと開発プロセスの改善に取り組んだ。また組織のグローバル化にも取り組み、22年4月からキャディ初の海外拠点としてベトナム・ホーチミン市で開発組織の立ち上げに当たった。

(藤原秀行)

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