東大発で自動倉庫手掛ける米ベンチャーRENATUS ROBOTICS、イー・ロジットと業務提携

東大発で自動倉庫手掛ける米ベンチャーRENATUS ROBOTICS、イー・ロジットと業務提携

24年に埼玉・草加センターで1号案件導入、国内の普及加速目指す

イー・ロジットと、物流領域のDXに取り組む東京大学発のスタートアップTRUST SMITHグループで自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」を手掛ける米国のベンチャーRENATUS ROBOTICSは8月3日、業務提携契約を締結したと発表した。

両社は今年5月、資本提携し、RENATUS ROBOTICSがイー・ロジットから100万ドル(約1.4億円)の資金を調達したと公表済み。今回の提携もその流れの一環。

両社はイー・ロジットの物流センター(埼玉県草加市)に2024年、「RENATUS」を導入するとともに、24年以降、「RENATUS」を他のイー・ロジット拠点に展開していくことを想定している。

イー・ロジットの持つ物流センターの運営に関する経験と、RENATUS ROBOTICSの技術力を組み合わせ、「RENATUS」の性能をさらに高めて日本国内で普及を加速させたい考えだ。RENATUS ROBOTICSは「RENATUS」の日本国内での販売促進の面でもイー・ロジットの協力を仰ぐ。

「RENATUS」倉庫内に建てられた高さ5~20mのラック内で、ラックに敷設したレール上を専用シャトル「RENATUS SHUTTLE」が走行、コンテナを効率的に作業者の元へと運ぶ次世代の自動倉庫。作業者の手元にアイテムを自動供給し、ピッキングするため、作業スタッフは棚を探して広大な物流施設内を歩き回る必要がなくなり、作業効率が向上すると見込む。

RENATUS ROBOTICSはピッキング・集約・梱包を、1人の作業者で完結することができる新方式の自動倉庫システムで、事前の並び替えを不要とするリアルタイムの順立て出庫が可能と説明している。1時間当たり500行以上のピッキング(人間と比較して約20倍)能力を見込む。

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※RENATUS ROBOTICS様の要請により画像削除致しました。

(藤原秀行)※いずれもRENATUS ROBOTICS提供

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