トータル48ha、TSMC工事建設受け半導体関連集積目指す
熊本市は8月7日、開発を予定している産業用地に関し、進出を計画している共同企業体(JV)3者を選定したと発表した。市は2024年度に用地を造成し、25年度に工事をスタートした上で26年度の操業開始を目指している。
整備面積は3カ所で計約48ha。JV3者はそれぞれ林倉庫など7社、ジョイントなど2社、福岡地所など5者。林倉庫などは九州自動車道の熊本IC近隣、ジョイントなどは熊本空港周辺、福岡地所などは九州道の北熊本スマートIC近隣にそれぞれ進出を計画している。
熊本県には半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が工場を建設しており、2024年末に稼働を開始する予定。熊本市は民間企業などと連携し、産業用地を開拓、半導体関連産業を集積したい考え。
福岡地所が代表事業者を務めるJVは整備面積が約16haで、サンケイビルなども名を連ねており、物流施設も開発するもよう。
整備予定位置図(熊本市ホームページより引用)
(藤原秀行)