廃車処理した原付バイクに別のナンバー付け郵便配達、自賠責保険法違反の疑い

廃車処理した原付バイクに別のナンバー付け郵便配達、自賠責保険法違反の疑い

日本郵便東海支社が発表、静岡の函南郵便局で発覚

日本郵便東海支社は8月25日、函南郵便局(静岡県函南町)で、廃車処理した原付バイクに故障した別の原付バイクのナンバープレートを付け、社員が郵便配達に使っていたと発表した。

同社などによると、配達用の原付バイクが故障で足りなくなったため、昨年4月に当時の局長がナンバープレートの付け替えを部下の社員に指示。同郵便局で同年7月までの約3カ月間に、問題の原付バイクを計23回使用した。

この間、問題の原付バイクは自賠責保険に入っていない状態だったため、自賠責保険法に違反していた疑いがある。

昨年7月、情報提供を受けて同社で社内調査をした結果、不正なナンバープレート付け替えが判明。同社は静岡県警三島署に相談し、捜査が進められている。

同社は「今般の事案を受けて必要かつ適切な再発防止策を講じるとともに、法令の順守およびコンプライアンス指導の徹底に努める」とコメント、謝罪した。

(藤原秀行)

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