日新、横浜に高圧ガスや毒劇物の取り扱い可能な営業所開設

日新、横浜に高圧ガスや毒劇物の取り扱い可能な営業所開設

京浜港の新たな輸出入拠点と位置付け、ケミカル物流ニーズに対応

日新は8月30日、横浜市で建設を進めていた新たな拠点「神奈川埠頭倉庫営業所」が竣工したと発表した。9月4日に営業を始める予定。

普通品に加え、危険物(消防法第四類)を中心に高圧ガスや毒劇物など多種多様な品目を取り扱えるようにしているのが特徴。

首都高速横羽線の子安ICに近接し、横浜港内の各埠頭へのアクセスにも強みを持つ立地。日新は新営業所を「京浜地区における危険物の新たな輸出入拠点」として位置付け、今後ますます高まることが予想されるケミカル物流のニーズに応えていく構え。

設備面では、近年増加する自然災害への備えとして防潮堤、非常用発電機を設置したほか、脱炭素・循環型社会の実現に向け、EV(電気自動車)充電設備を導入したほか、9月から太陽光発電設備の工事も進める。

新営業所とグループ会社の鶴見倉庫を合わせた危険物貯蔵量は約1万4000kl(ドラム缶7万本相当)に達し、京浜地区最大の取扱量になると見込む。

◆施設概要
名称:神奈川埠頭倉庫営業所」
所在地:神奈川県横浜市神奈川区恵比須町9-7
施設内容:危険物倉庫5棟、高圧ガス倉庫2棟、普通品倉庫1棟、一般取扱所1棟
建物構造:鉄骨造平屋建(危険物倉庫、高圧ガス倉庫)、鉄骨造2階建(普通品倉庫)
敷地面積:21,389.95㎡
保管面積:8,572.86㎡
営業開始:2023年9月4日


新営業所の外観(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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