2024年問題受け
吉野家ホールディングス（HD）は8月21日、自社の公式ECサイトで、トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」を考慮し、これまで使用してきた「送料無料」の表現を順次、「送料込み」に変更していくと発表した。
同社は2024年問題に関し「積極的に取り組んでいく」と強調している。
併せて、同一の配達先・温度帯の場合に1回当たりの価格を「送料込み」とする基準を、従来の5000円から9月1日以降は8000円に引き上げることを公表した。
送料については、9月1日付でクール便を使う冷凍食品を990円から1100円、常温の食品を660円から880円に値上げする。沖縄に関しては冷凍が1870円から2200円、常温が1540円から1980円になる。価格はいずれも税込み。
（藤原秀行）
