富士ロジテックHD、米系のC&Wが奈良で開発の物流施設に2000坪新拠点開設 

富士ロジテックHD、米系のC&Wが奈良で開発の物流施設に2000坪新拠点開設 

関西地区体制強化、30年までに売上倍増目指す

富士ロジテックホールディングス(HD)は9月13日、奈良県生駒郡安堵町で米系不動産サービス大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドグループが開発した同県内初のマルチテナント型物流施設「LF奈良」内に新たな物流拠点「奈良ロジスティクスセンター」(延床面積2147坪、7099㎡)を10月に開設すると発表した。

「LF奈良」は今年3月に竣工。富士ロジテックHDは最上階の4階に入居する。新拠点は主に食品メーカーの配送センターとして運営する予定。

富士ロジテックHDの関西エリアは2030年までに売上倍増を目指している。奈良への新拠点開設のほか、グループの運送会社の関西地区進出検討を進めている上、関西を拠点とするグループの人材派遣会社の事業拡大も進めている。関西地区で保管、入出庫、配送など一連の物流業務をグループ内でワンストップに供給できる体制を整え、強みの倉庫内外でのBPO(企業の間接業務受託)サービスを安定的に提供していくことを目指す。


LF奈良の外観。45ftコンテナ車が直接各階に接車可能


庫内の様子。柱の少ないワンフロアでフォークリフトなどの車両が行き来しやすくなっている

「LF奈良」は西名阪自動車道の大和まほろばスマートICから約1.5km、法隆寺ICから約3kmに位置。近畿圏主要都市へのアクセスに優位性を持つ。富士ロジテックHDは奈良拠点開設で、関西地区の拠点が大阪府門真市、東大阪市と合わせて3拠点になる。

【新拠点概要】
拠点名   :奈良ロジスティクスセンター
所在地   :奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367番10
延床面積  :2,147.72坪〔7,099.87㎡〕
       (建屋延床面積:37,963坪〔125,500㎡〕)
構造    :鉄骨造4階建て耐震構造、
       ダブルランプウェイ・中央車路
サービス開始:2023年10月1日~
主な設備  :天井高:5.5m、床荷重:1.5t/㎡、
       トラック待機場、カフェテリア・売店ほか


イメージ図(関西エリア)

(藤原秀行)※いずれも富士ロジテックHD提供

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