第1弾は東京と宮城で建設へ
鹿島は9月21日、国内で物流施設開発事業に参入すると発表した。第1弾として東京都と宮城県で物流施設の建設工事に着手した。
同社が建設会社としてデベロッパーから案件を請け負うのではなく、自社で物流施設の企画・設計・施工まで一貫して担うのは国内で初めて。
開発するのは東京都大田区南六郷の「(仮称)鹿島南六郷物流センター」と、宮城県富谷市の「(仮称)鹿島富谷物流センター」。竣工はいずれも2024年10月を予定している。
施設名称は、鹿島物流センター(Kajima Logistics Center)の英字を略し「KALOCTM」(カロック)とする予定。
建設業界では清水建設が自社で物流施設開発を展開、国内で実績を重ねている。鹿島も追随し、物流施設の需要を獲得、不動産開発事業を強化していきたい考え。
(藤原秀行)