設立50周年受け、パート従業員も対象
AZ-COM丸和ホールディングス(HD)は9月25日、企業設立50周年を記念し、和佐見勝社長が所有する現金50億円超を、グループの役員と従業員に贈与すると発表した。
同社は「1973年の設立以来、当社発展のために尽力し、共に働いてきた従業員および役員への感謝の意を表し、さらなる業績の向上および企業価値の最大化への意欲を一層高めるため」と狙いを説明している。贈与は今年12月から分割して実施する。
対象は役職員約5000人、パート従業員約1万人の計約1万5000人。今後の新規採用などで対象者は増える見込みという。M&Aで新たに同社グループ入りする企業も対象にする。
和佐見社長が役職員へ贈与するのは3回目。これまでに2018年に約5億2000万円相当の保有株式、20年には現金10億円をそれぞれ支給した。
(藤原秀行)