日本GLP、埼玉・所沢で2.8万㎡物流施設着工、関通が1棟借り決定

日本GLP、埼玉・所沢で2.8万㎡物流施設着工、関通が1棟借り決定

24年11月竣工予定

日本GLPは9月26日、埼玉県所沢市で延床面積約2万7900㎡の物流施設「GLP所沢」を開発すると発表した。関通が1棟借りする。竣工は2024年11月の予定。

「GLP所沢」は、日本GLPとして3件目となる、市街化調整区域での開発を実現する物流総合効率化法の認可を取得。地上4階建ての片面バース構造で、関通のニーズに応え、厨房付きのカフェテリアやシャワー室、庫内には大型シーリングファンを設置し、従業員が働きやすい環境の整備に努める。

関通は地盤の兵庫県尼崎市で既に「GLP尼崎」と「GLP尼崎Ⅲ」に入居し、2023年10月に竣工予定の「GLP尼崎Ⅳ」への入居も予定している。関通は関東圏での事業拡大と既存拠点の集約化による輸配送網の効率化のニーズから、「GLP 所沢」への入居を決めた。


「GLP所沢」外観完成イメージ


カフェテリアイメージ

都心から30km圏内に位置し、関越自動車道の所沢ICから約2.3kmと外環道へのアクセスに優れ、1時間以内の配送可能人口は高速道路利用の場合約900万人で、首都圏への配送を含む広域配送拠点として優れた立地と強調。

埼玉県南部から東京都北西部にまたがる多くの労働人口を抱える地域からの通勤が可能で、新たな雇用確保にも適しているとみている。

関通の主要既存施設が30分圏内にあり、物量に応じた人員調整が可能で、他拠点と連携しての効率的な物流オペレーションを実施する予定。

環境負荷低減へ太陽光発電設備の設置を検討している。CASBEE(新築)認証、ZEB-Ready認証を取得予定。BCP対策としては、貯留槽を設けることで大雨や洪水などの水害に備え、入居企業の事業継続性を確保しながら地域環境との共生を目指す。


広域図


周辺図(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP所沢」
所在地:埼玉県所沢市南永井513
敷地面積:約15,100㎡
延床面積:約27,900㎡
構造:地上4階建て、耐震RCS造
着工:2023年9月
竣工:2024年11月末(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)、ZEB-Ready認証(予定)

(藤原秀行)

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