10月1日付、物流施設開発・投資の経験も
シービーアールイー(CBRE)は10月2日、日本法人の坂口英治社長兼CEO(最高経営責任者)が会長兼CEOとなり、後任の社長にキャピタルマーケット部門責任者の辻貴史氏が昇格したと発表した。10月1日付。辻氏はCOO(最高執行責任者)も務めている。
辻氏は以前在籍した三菱商事グループでは物流施設の開発・投資に携わり、CBREでも数々の投資案件などに参加。豊富な不動産・金融の知識を生かし、組織の経営資源や業務運営の強化を図る。
辻氏は「文字通り“動かない資産”である不動産を、経営戦略上最大限に活用できる姿に生まれ変わらせるという時代の要請に応え、私たちのサービスも着実に進化してまいりました。“日本の経済を不動産の側面から支える企業”を目指し、従業員1人ひとりが“プロフェッショナル”として、そしてCBRE全体がチームとして多角的なソリューションをご提供できるよう、さらなるチャレンジに努めてまいります」とコメントを発表した。
辻氏(CBRE提供)
【略歴】辻 貴史(つじ・たかし)氏
東京大学工学部卒業、1991年三菱商事に入社。物流本部で国際物流ビジネスに従事の後、1997年から米国三菱商事(ニューヨーク本店)に出向し、ベンチャー投資ビジネスを経験。2002年に帰国後、主に物流施設の開発・投資事業を通じて物流不動産の証券化ビジネスに取り組む。2012年4月、ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント取締役副社長、同年11月に代表取締役社長に就任。2019年4月にキャピタルマーケットの部門長としてCBREに入社、不動産投資ビジネスを統括。
(藤原秀行)