独自の小型1人乗りEV量産販売目指すKGモーターズ、シードラウンドで1.5億円調達

独自の小型1人乗りEV量産販売目指すKGモーターズ、シードラウンドで1.5億円調達

25年開始目標、ポラロイドカメラがモチーフ

環境性能が高く、維持コストが低い“次世代チョイ乗りモビリティ”「ミニマムモビリティ」の量産販売を目指すKGモーターズ(広島県東広島市)は10月10日、ベンチャーキャピタルや事業会社を引き受け先とするJ-KISS型新株予約権の発行で1.5億円の資金調達を実施したと発表した。

出資したのは環境エネルギー投資、キーレックス、waypoint venture partners、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、WONDERTAINER FUND。調達した資金は量産に向けた試作車両の開発、人材の獲得などに充てる。2025年の量産販売を目指す。


「ミニマムモビリティ」

ミニマムモビリティは、1人乗りセンターポジションで走る楽しさを追求した小型の電気自動車(EV)。1980年代のポラロイドカメラをモチーフに据え、レトロでありながら、近未来を感じさせる前後対称のデザインを実現。小型で軽量のため環境性能に優れ、原付ミニカー規格で車検不要・税金も安くコストパフォーマンスにも優位性を持つとみている。

原付ミニカー規格のため乗車定員は1人。ドア・エアコン付きで快適な走行を提供する。AC100Vの家庭用コンセントで充電することが可能で、5時間の充電で航続距離100kmを見込む。ソフトウェアはOTAアップデートが可能。

■スペック
全長:2,450mm
全幅:1,090mm
全高:1,500mm
定格出力:0.59kW
ピーク出力:5kW
航続距離:100km
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名

(藤原秀行)※いずれもKGモーターズ提供

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