充電式より負荷抑制、普及後押し目標
ホンダとヤマト運輸が、交換式の電池を用いた軽商用EV(電気自動車)の実用化に共同で取り組んでいることが分かった。ホンダの軽バン「N-VAN」に、同じくホンダがバイク用として使っている交換式電池を搭載することを目指している。
両社は交換式の電池を採用することで、充電設備が不要で充電に時間も取られなくなるなど、ラストワンマイルの配送事業者らの負荷を減らせると想定。EVの普及を後押しできると期待している。今後、両社が協力して実証実験を本格化させる見通し。
10月25日に東京・有明の東京ビッグサイトで開幕する「Japan Mobility Show2023」(旧東京モーターショー)に、ホンダが開発中のモデル車両を出展する。近く正式に発表する。
ホンダとヤマトは今年4月、ホンダが来春の発売を予定している充電式の新型軽商用EVを使い、6~8月の間、集配業務における実用性の検証を実施すると発表していた。電池交換式も並行して実用化を目指す。
(藤原秀行)