京セラコミュニケーションシステム、製品輸送時の位置情報や開封状況を繰り返し検知可能なカード型デバイス提供開始

京セラコミュニケーションシステム、製品輸送時の位置情報や開封状況を繰り返し検知可能なカード型デバイス提供開始

Sigfox活用、在庫・輸送管理など物流DX支援

京セラコミュニケーションシステムは10月19日、IoTネットワーク「Sigfox」を活用した開封検知ソリューション「SeeGALE(シーゲル)」の新たなラインアップとして、製品輸送時の位置情報や開封状況を検知し、繰り返し使用できるカード型デバイス「SeeGALEカード」の提供を同日、開始したと発表した。


SeeGALEカード


通い箱に取り付けた際の使用イメージ

SeeGALEは、IoTデバイスを貼るだけで、製品の出荷から開封までのトレーサビリティや開封状況を把握できる開封検知ソリューション。これまでSeeGALEのデバイスとして、300円からの低価格で1度のみ使用できるフィルム状のデバイス「SeeGALEフィルム」を提供してきた。

より幅広いニーズにお応えするため、新たに繰り返し使用できるカード型デバイス「SeeGALEカード」を投入することにした。

SeeGALEフィルムは、1度のみ使用可能なため使い切りの梱包箱に使われている。SeeGALEカードは繰り返し利用可能なため、拠点間での製品や部品の輸送時に使用するプラスチックコンテナなどの通い箱に取り付けて利用することが可能。

SeeGALEカードはクレジットカードサイズの軽量・薄型で、多様な対象物に、容易に取り付けられる。国内人口カバー率95%以上のSigfoxネットワークで、広域での利用ができる上、データを読み取るための中継機も不要。対象物に同梱するだけで、出荷後の位置情報や開封状況を確認できる。

デバイスは1台当たり1500円~、通信費は1台につき年額90円~と設定。電池交換が可能なため、一度購入した後は繰り返し使える。

製造業における市中在庫管理、医療医薬品やブランド品などの高級商品の輸送管理にも使えると見込む。


市中在庫管理のダッシュボード画面イメージ

■SeeGALEの概要


SeeGALEカード


SeeGALEフィルム

SeeGALEカード【NEW】

SeeGALEフィルム

サイズ

横79mm×縦54mm×厚さ4.8mm

横208mm×縦65mm×厚さ4mm

重量

約28g

約8g

使用温度

-20℃~60℃

-20℃~60℃

電源 

ボタン電池

ボタン電池

電池寿命

(※5)

定期送信 1回/日:約2年、

1回/月:約4年

定期送信 1回/日:約3年半、

1回/月:約5年

センサー

照度センサー

断線トリガー

動作仕様

照度感知で開閉メッセージ送信

定期送信

断線で出荷/開封メッセージ送信

定期送信

繰返し利用

可(要電池交換)

不可

Sigfox周波数帯

(※6)

RC3(日本)またはRC1(欧州)

RC3(日本)またはRC1(欧州)

回線契約             

年間契約

プリペイド式(※7)

価格 (税抜)

デバイス:1,500円~/台(※3)    

回線:90円~/年額(※4)

アプリケーション:3万円~/月(※8)

デバイス:300円~/枚(※2)

回線:0.6円~/メッセージ(※4)

アプリケーション:3万円~/月(※8)

(藤原秀行)※いずれも京セラコミュニケーションシステム提供

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