次世代宅配システムのPacPort、第二電電設立などで知られる起業家の千本氏が社外取締役に就任

次世代宅配システムのPacPort、第二電電設立などで知られる起業家の千本氏が社外取締役に就任

アイホンなどから資金調達も、普及拡大図る

次世代型宅配システム「Pabbit(パビット)」を手掛けるPacPort(パックポート)は10月23日、2021年12月から資本・業務提携しているインターホン大手のアイホン、起業家の千本倖生氏の2者を引き受け先とする第三者割当増資を実施、資金調達したと発表した。金額は開示していない。

併せて、千本氏がPacPortの社外取締役に就任したことも公表した。千本氏は日本電信電話公社(現NTT)を経て、第二電電(現KDDI)を稲盛和夫氏らと共同で創業し、新規通信事業者としてイー・アクセスやイー・モバイルの設立にも参加、通信業界の規制緩和を後押しする役割を担った。現在は京都大学特命教授などを務める。

調達した資金はPabbitの普及促進に充てる。

Pabbitは配送中の荷物の伝票番号を集合住宅のエントランスインターホンが認証することで、宅配員によるオートロック解錠を可能にし、セキュリティーに配慮しながらオートロックマンションでも置き配に対応できるのが特徴。現在建設中の物件を含め、10社以上の不動産デベロッパーの新築マンションに採用されているという。


(PacPort提供)

(藤原秀行)

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