花のサブスクサービス「ブルーミー」、複数の物流企業と独自の配送網構築

花のサブスクサービス「ブルーミー」、複数の物流企業と独自の配送網構築

仕分け業務を大幅削減、再配達撲滅など効率化実現

花のサブスクリプションサービス「ブルーミー(bloomee)」を展開しているユーザーライクは10月24日、スターフェスティバル、センコーグループのプリティポーターズ、アスクルグループのASKUL LOGIST、近畿配送サービスなど複数の物流企業と連携し、花の配達で独自の配送ネットワーク「ブルーミーロジ」を構築したと発表した。

より良い状態で花を配達できるようになると見込む。併せて、より一層の物流効率化、持続可能な物流網の構築を図る。

「ブルーミーロジ」は、日本各地の出荷拠点「Flower Factory」で製作したブーケを、物流企業各社と連携して全国のブルーミー会員に配送する役割を担う。今回連携する物流企業各社が配送エリアを分担することで、物流効率化を促進し、配送時の負荷軽減にもつながると見込む。

物流効率化策として、従来発生する各物流センター、ラストワンマイル配送時のドライバーの仕分け業務を大幅に削減するとともに、出荷から配達までのリードタイムを短縮。各ドライバーとリアルタイム対応が可能なブルーミーCS体制の構築による再配達撲滅にも取り組んでいる。

従来の荷物配送フローは、複数出荷先から集荷した荷物を、各配送会社が構えている物流センターで種類・用途・宛先ごとに仕分けし、地域の物流拠点に送り込んでいる。さらに、物流拠点で方面別に荷物が仕分けされ、各配送会社の支店に配送、支店でもドライバーごとで担当エリアの荷物を仕分けし、最終の届け先に運んでいる。

「ブルーミーロジ」は各配送エリアを担当する物流企業に出荷拠点から直送または集荷引渡しをするため、経由地点が減り、従来発生している仕分け工数を大幅にカットした配送を実現しているという。

新規会員など初めて届ける場所の確認や、配送時に現地で発生した事象などを、新たに結成したCSチームと連携し、その場で解決することで、持ち戻りなどをなくし、再配達数撲滅につなげていくことを想定している。

花には茎の長さなどの「規格」が存在し、品目や地域ごとに基準が定められている。品質が良好でも規格外と判断され、価値がつきにくくなるものがある。サービス独自規格「ブルーミー規格」は、規格外の花も含め適性価格で独自に買い付けしている花を指している。

(藤原秀行)※いずれもユーザーライク提供

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