鈴木氏は代表執行役会長に、24年1月1日付
工具などのインターネット通販大手MonotaRO(モノタロウ)は11月22日、鈴木雅哉社長(48)が代表執行役会長となり、後任に田村咲耶常務執行役(サプライチェーンマネジメント部門長、BPM推進室長兼務)(41)が昇格する人事を決めた。2024年1月1日付。
併せて、田村氏は2024年3月開催予定の定時株主総会を経て、取締役に就く予定。創業者の瀬戸欣哉会長(63)は取締役に退く。社長交代は2012年3月以来、約12年ぶりで、女性が同社トップに就くのは初めて。
田村氏はSCM部門の責任者として物流業務の効率化や物流拠点整備に注力してきた。今後もネット通販の成長が見込まれる中、物流全体の効率化をさらに強力に推し進めたい考え。鈴木氏は最高経営責任者として海外子会社を管掌するとともに、米国親会社W.W. Graingerのオンラインビジネス担当マネージングディレクターを務め、海外事業拡大に注力する。
田村次期社長(MonotaRO提供)
田村 咲耶氏(たむら・さきや)2007年東京大学大学院経済学研究科卒業、ボストン・コンサルティング・グループ入社、10年GEヘルスケア・ジャパンに移る。20年MonotaRO入社、23年3月より常務執行役サプライチェーンマネジメント部門長、同6月にBPM推進室長を兼務。高知県出身。
(藤原秀行)