【地震】七尾市→穴水町、移動に3時間超も

【地震】七尾市→穴水町、移動に3時間超も

国交省北陸地整局など、交通量ピークの時間帯回避を要請

国土交通省北陸地方整備局は1月19日、能登半島地震で、被災地で渋滞が発生し支援物資輸送や復旧作業の支障になっている事態を改善するための方策を関係者が協議する「石川県災害時交通マネジメント会議(能登半島地震)」の第2回会議を開催した。

能登半島内の国道249号など主要幹線道路は約9割で緊急復旧が完了したと報告。ただ、依然被災地に向かう一般車両で渋滞が起きているため、「出控え要請」を強化するとともに交通量がピークの時間帯を避けて通るようアナウンスすることを確認した。併せて、災害復旧に関係する車両向けに渋滞が少ない時間帯などの案内を強化することでも一致した。

北陸地整局は加えて、利用者に配慮し、混在が発生している249号に仮設トイレを追加で導入する方向で検討していることを明らかにした。

北陸地整局によると、朝7~9時に七尾市を出発した場合、穴水町までの移動に1月17日は2時間、1月18日は3時間20分も要しているという。所要時間は七尾市→輪島市、七尾市→珠洲市・能登町のうち所要時間が短い方を公表している。


1月18日午前10時の249号塩津交差点(七尾市)の様子(北陸地整局資料より引用)

(藤原秀行)

同会議の資料はコチラから(国交省ホームページ)

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