SGリアルティが東京・新砂で8.7万㎡の物流施設開発へ、佐川入居予定

SGリアルティが東京・新砂で8.7万㎡の物流施設開発へ、佐川入居予定

25年7月竣工予定、中継センター運営計画

SGホールディングスグループで不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティは1月22日、東京都江東区新砂で新たな物流施設「(仮称)SGリアルティ新砂」を開発すると発表した。

地上7階建て、延床面積は8万6768㎡(2万6247坪)を計画しており、竣工は2025年7月末の予定。

主要なテナントとして、佐川急便が関東エリアの中継機能強化と輸送ネットワークの効率化推進を図るため、「東京中継センター(仮)」を設ける。稼働開始は26年2月を見込む。


「(仮称)SGリアルティ新砂」完成イメージ(SGリアルティ提供)

首都高速湾岸線の新木場ICから約3.3km、首都高速9号線の枝川ICから約2.8km。東京メトロ東西線の南砂町駅からは徒歩2分に位置。

1階に大型車待機場、6階と屋上に大型車待機場兼駐車所を確保。入庫待ち車両のスムーズな出入りを可能とし、近隣地域における交通環境への影響を緩和することを想定している。

環境面では施設屋根面などに自家消費型太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの活用を図る。地域に緑豊かな景観を創出するため、地表面だけでなく壁面緑化を施す。

各取り組みにより、BELSやCASBEEなどの第三者機関による環境認証制度の評価取得を予定している。

就労環境改善のため、施設内のインテリアには温かみのある天然木材を活用。6階には景観テラスを設置する。

停電に備え、施設全体を72時間稼働可能にする非常用発電設備を導入し、有事の際に迅速にトイレ機能を確保するためのマンホールトイレを整備するなど、事業継続性のある施設とする。地震発生時の被害軽減を目的とした緊急地震速報を導入し、アラートの作動によって即座に従業員や利用者に警告、対応できるようにする。

■施設概要
施設名称:(仮称)SGリアルティ新砂
所在地:東京都江東区
交通:首都高速湾岸線「新木場IC」から約3.3km、首都高速9号線「枝川IC」から約2.8km、東京メトロ東西線「南砂町駅」から徒歩2分
敷地面積:33,457.24㎡(10,120.81坪)
延床面積:86,768.49㎡(26,247.46坪)
構造・規模:鉄骨造・地上7階建
設計・施工:株式会社フジタ
着工:2024年1月22日
竣工:2025年7月末予定

(藤原秀行)

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