プロロジス、東京・辰巳で独メトロの旧設備活用した都市型物流施設「アーバン」リニューアル工事が完了

8300㎡、初の用途変更

プロロジスは12月6日、都市型物流施設「プロロジスアーバン東京辰巳1」（東京都江東区辰巳）でリニューアル工事が完了したと発表した。

「プロロジスアーバン東京辰巳1」

「プロロジスアーバン東京辰巳1」は、プロロジスとして初めて既存の商業施設を賃貸型物流施設へコンバージョン（用途変更）した。

地上3階建て、延床面積約8300㎡の既存施設をフロア単位（最小約600坪）で賃貸可能なマルチテナント型物流施設へ改修した。全館空調付き、施設全体で5基の人荷用エレベーターと、各階アクセスが可能な屋上まで自走できるスロープを備えている。

卸売市場を手掛ける独メトロの日本法人メトロキャッシュアンドキャリージャパンが日本市場から2021年に撤退したのを受け、同社が店舗として使っていた建物をプロロジスが取得、全館空調付きで冷凍冷蔵への対応が可能な都市型物流施設に改修しており、今秋に工事が完了する予定。

「プロロジスアーバン東京辰巳1」遠景

同施設は東京駅から5km圏内に存在し、首都高速9号深川線の枝川出口から約1.5km、首都高速湾岸線の新木場出入口から約4.3kmと、都内全域への車両でのアクセスに強みを持つ。城東エリアへの即日配送やラストワンマイル配送拠点の活用を見込む。

冷凍・冷蔵対応の食品関連拠点としての利用に加え、都心部の商業施設への店舗間配送や、大規模空間オフィス・撮影スタジオ、営業車両を必要とする事務所、セントラルキッチンなど、さまざまなビジネス拠点として利用できるようにしている。

「プロロジスアーバン東京辰巳1」2階倉庫

「プロロジスアーバン東京辰巳1」3階冷凍冷蔵エリア

「プロロジスアーバン東京辰巳1」3階荷捌き場

「プロロジスアーバン東京辰巳1」3階事務所

■「プロロジスアーバン東京辰巳1」施設概要

（藤原秀行）※いずれもプロロジス提供