川崎汽船、“物言う株主”エフィッシモから社外取締役を受け入れへ

川崎汽船、“物言う株主”エフィッシモから社外取締役を受け入れへ

三菱商事や産業革新機構出身の内田龍平氏

川崎汽船は4月26日、同社の筆頭株主を務めるシンガポールの投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントから、内田龍平ディレクターを社外取締役として受け入れると発表した。6月21日開催の定時株主総会に提案する。

エフィッシモは旧村上ファンドの関係者が創設。2016年には当時の村上英三川崎汽船社長(現会長)の取締役再任に反対するなど、経営改善へ積極的に発言、行動する“物言う株主”として知られる。

今年3月末時点で川崎汽船株式の約39%(発行済み株式数ベース)を所有している。内田氏は三菱商事や産業革新機構を経て、2012年にエフィッシモ入り。現在は国内上場企業への投資管理業務を担当している。

川崎汽船は内田氏を社外取締役に選んだ理由として「企業価値向上の取り組みに関する豊富な経験と高い見識を有しており、株主の視点から当社経営および業務遂行に対する適切な助言・監督を行っていただくことにより、中長期的に当社の企業価値を向上させ、一般株主を含めた全てのステークホルダーの期待に応えることができると判断した」と説明している。

同社は不採算の用船を解約するのに伴う費用が膨らんだことなどから、19年3月期の連結純損益が1111億円の赤字となった。収益改善を確実なものとするため、内田氏がどのような提案をしていくのかが注目される。

(藤原秀行)

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