Hacobuの動態管理サービス、ドライバーの稼働実態分析機能を追加

Hacobuの動態管理サービス、ドライバーの稼働実態分析機能を追加

拘束や休息の時間実態把握容易に

Hacobuは2月2日、動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」で新たに車両ごとの稼働実態を簡単に確認できる機能を追加したと発表した。

昨年7月の「トラックGメン」創設や今年4月の「改善基準告示」改正を受け、運送会社に加えて荷主企業や元請企業もドライバーの労働時間管理を行う必要性に迫られていることを考慮。ドライバーの運転時間・拘束時間の把握を後押しするために新機能開発に踏み切った。

当初はMOVO Fleetのβ版機能として提供、利用者の声をフィードバックしていく方針。

新機能は車両ごとの走行時間・停留時間・配送地点での滞在時間(着荷時間)、それぞれを合計した拘束時間を一覧で表示。拘束時間超過の有無や適切に休憩が取れているかどうかをすぐに確認できるよう工夫している。

拘束時間の帯にマウスをかざせば、1運行の稼働実態がつかめる。ドライバーの手入力によるデータではなく、GPSによる位置情報を活用しており、客観的なエビデンスに基づいて分析ができると見込む。

連続運転時間が長い、着荷時間が長いなど、問題がありそうな場合はワンクリックで対象車両の走行履歴にアクセスし、問題の原因を深掘りできるようにしている。どこからどこの運行で長時間の運転が発生しているのかなどを把握し、改善につなげていくことを想定している。

(藤原秀行)※いずれもHacobu提供

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