長崎・五島で離島間ドローン物流実証実験、東京の羽田空港から遠隔運航管理も

長崎・五島で離島間ドローン物流実証実験、東京の羽田空港から遠隔運航管理も

ANAHDやドコモなどが連携、20年1月に実施へ

長崎県五島市は12月26日、ANAホールディングス(HD)やドローン(無人飛行機)開発の自律制御システム研究所(ACSL)、NTTドコモ、映像制作を手掛けるプロダクションナップ(NAP)の4社と連携し、離島間のドローン物流に関する実証実験を2020年1月8~17日に同市で実施すると発表した。

内閣府の支援事業の一環で、19年度は実用化に向けて今年9~10月に実施したのに続く第2期の検証となる。今回は同市から10050キロメートル離れた東京の羽田空港内に拠点を設け、遠隔運航管理にもチャレンジする予定。

実験は同市の福江島~黄島および赤島の間で行う。距離は福江島~黄島が約7キロメートル、福江島~赤島が約8キロメートル。生活用品や食品、市販薬、医療検体などを運ぶ計画。

同市内でドローン物流のオペレーションを担える人材を育成し、過疎化が進む離島で安定的に生活物資を得られるようにするのが狙いだ。


実験に用いるドローンのイメージ

島の配置※クリックで拡大(いずれも五島市提供)

(藤原秀行)

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