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【独自取材、動画】災害現場から人を乗せ遠隔操作で安全な場所まで飛行

【独自取材、動画】災害現場から人を乗せ遠隔操作で安全な場所まで飛行

プロドローンの“救助ドローン”モデルがお目見え

国内随一のドローン(小型無人機)メーカー、プロドローンは3月13~15日に千葉市の幕張メッセで開かれている国際展示会「ジャパンドローン2019」に、新たに人の救助に用いるパッセンジャードローン「SUKUU(スクウ)」を参考出展している。警察や消防などと連携し、災害などの現場から人を乗せて安全な場所まで飛んでいくことを想定している画期的なモデルだ。


プロドローンが参考出展している「SUKUU」※クリックで拡大


タブレット端末で意思疎通を図る※クリックで拡大


SUKUUは体重が最大100キログラムの1人乗りで、特別な訓練を受けた専任のパイロットが救助現場に赴いた車両や本部の建物内などに設けたコントロールステーションから、機体に取り付けたカメラからの映像も確認しながら遠隔操作する。飛行時間は15分間で、要救助者が乗る部分のフレームは折り畳めるため、車に乗せて災害現場などに運べるという。

ドローンに単独で乗る要救助者の不安を払拭しようと、専任パイロットが機体に搭載したスピーカーやタブレット端末などを通じ、語り掛けたり指示したりしてコミュニケーションを図ると同時に、マイクで要救助者の声や周囲の音も確認できる“対話型”にしているのが大きな特徴だ。

同社の河野雅一社長は以前、本社の取材に対し、東日本大震災で津波の被害に遭った人が「空に逃げることができていたら多くの人が助かっていた」と話すのをテレビ番組で聞き、ドローンを救助に使えるようにしたいと思ったと説明していた。SUKUUはまさにそうした願いを体現している。

同社は年内にも実証実験を行った上で、早期の実用化を目指す考えだ。近年は災害が頻発し、お年寄りやハンディキャップのある人をどのように迅速に避難させるかが大きな課題になっている。SUKUUが現実に日本の空を飛ぶようになる日が待たれる。


「SUKUU」の利用イメージ

(藤原秀行)

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