シンガポールのキャピタランド、新たに日本で物流施設対象のコアファンド組成

シンガポールのキャピタランド、新たに日本で物流施設対象のコアファンド組成

神奈川と大阪の2件組み入れ、資産規模165億円

シンガポールの上場不動産会社キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)の日本法人キャピタランド・ジャパンは2月5日、CLIが日本の投資家を対象とした新たな物流コアファンドを組成したと発表した。

CLIのファンド運用資産は165億円拡大する。物流コアファンドはクローズドエンド型で、著名な機関投資家が複数出資していると説明しているが、詳細は開示していない。CLIもファンドの株式の一部を保有している。

シードアセットとして全額を投資し、キャピタランドが開発に携わり環境認証を取得している物流施設2件を取得、ポートフォリオに組み入れた。対象は「相模原南橋本ロジスティクスセンター」(神奈川県相模原市)はCLIとJVパートナーを組んでいる三井物産都市開発がそれぞれの株式をファンドに売却。併せて、「茨木彩都ロジスティクスセンター」(大阪府茨木市)の全株式もファンドに譲渡した。

両施設はともに稼働中で、総延床面積は約4万9300㎡。CLIは引き続き2物件のアセットマネージャーを務め、手数料収益の拡大も図る。


相模原南橋本ロジスティクスセンター


茨木彩都ロジスティクスセンター(いずれもキャピタランド・ジャパン提供)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事