迅速な経営判断可能に、技術開発力高める狙い
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は2月19日、傘下の日本通運が展開している、発電所やプラントの設備などの輸送・建設を手掛ける重量品建設事業を、同じくNXHD傘下のNXエンジニアリングに2025年1月1日付で承継すると発表した。
同事業は脱炭素化の潮流などを受け、今後発電設備などエネルギー分野で需要増加が見込まれている一方、高い専門性や技術開発力が従来以上に求められるほか、建設業界の人手不足もあり、同事業の領域に特化した専門会社を設立、分社化することでより迅速に経営判断で切る体制を構築、技術力向上などを図る。
NXエンジニアリングは同事業の受け皿として、今年1月に新設した。
(藤原秀行)