佐川やイームズロボ、日本気象協会、サンドラッグが参加
東京都は2月19日、人口減少に直面する山間地域の生活利便性向上を図るため、政府が昨年12月に新設した、機体のカメラから地上の歩行者や障害物の有無を確認すれば補助者や看板の配置が不要になる「レベル3.5」のドローン飛行による宅配便配送の実証を東京都青梅市で行うと発表した。
2024年度には有人地帯上空を目視外飛行する、より高度な「レベル4」の実証を計画している。
東京都は、都内でドローン物流サービスを早期に社会実装できるよう、2022~24年度に民間企業の取り組みを支援する事業を展開している。宅配便配送は昨年10月、「レベル2」飛行で実証した。
今回の実証のイメージ(東京都提供)
実証は2月26日~3月8日の平日、午前11時から午後4時までの間に1日当たり最大6回程度の片道飛行(予定)を計画している。ルートは2種類を設定し、レベル3.5飛行による宅配便(模擬の荷物)の配送を実施する。当日の天候によっては飛行を中止する。
実証には佐川急便、イームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグが参加する。
昨年2月に実施した、同様のドローン宅配の実証実験の様子
(藤原秀行)