豊田自動織機の豊田鐵郎会長が6月に退任、相談役に

豊田自動織機の豊田鐵郎会長が6月に退任、相談役に

後任はトヨタの寺師氏、6月就任予定

豊田自動織機は2月29日、豊田鐵郎会長(78)が相談役に退き、後任にトヨタ自動車の寺師茂樹Executive Fellow(エグゼクティブフェロー、69)が就く人事を発表した。

併せて、大西朗副会長(66)は代表権が外れ、取締役となる。いずれも6月開催予定の定時株主総会と取締役会を経て、正式に決定する。

同社はフォークリフトなど向けエンジンの排出ガス性能に関する国の認証を不正に取得したことが発覚している。

今回の人事について、同社は「経営基盤の一層の強化を図るため」と説明している。豊田鐵郎氏は2005年6月から同社社長、13年6月から会長を務めてきた。

寺師氏は1980年、トヨタ自動車に入社。15年6月から約5年間、副社長を務めた。21年6月から現職。今年4月1日付で豊田自動織機の顧問に就く予定。


寺師氏(トヨタ自動車ホームページより引用)

(藤原秀行)

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