ONEが長崎に新設の子会社、十八親和銀行とアンカー・シップ・パートナーズ・グループが出資

ONEが長崎に新設の子会社、十八親和銀行とアンカー・シップ・パートナーズ・グループが出資

協力関係強化、次世代海上コンテナ輸送研と構造計画研も支援

オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は3月12日、長崎に設立した新会社「ONE DEJIMA」に関し、長崎地盤の十八親和銀行、アンカー・シップ・パートナーズ・グループとそれぞれ資本提携を締結したと発表した。両社が新会社の株式を取得、ジョイントベンチャー(JV、合弁)にする。

ONE DEJIMAは5月に営業を開始する予定で、市場調査など専門性の高い業務をONEグループ内で担う。3月22日に長崎市内で長崎県および長崎市と企業立地協定の調印式を開催する。

十八親和銀行は長崎県の全域をカバーする稠密なネットワークや地場企業との強固な信頼関係を有し、「ONE DEJIMA」の設立に際しては県内随一の金融機関として多くの経験・ノウハウを提供してきた。

アンカー・シップ・パートナーズからは、船舶ファンド事業で培った関係者との信頼関係を糧に、ONEや金融機関などとの架け橋として、またプロジェクトマネジメントに関する高い知見を通じて「ONE DEJIMA」設立時から同じく支援を受けてきた。出資により、協力関係をさらに強固なものにする。

今回の出資企業2社とは別に、熊本県の次世代海上コンテナ輸送研究所(AOCTEL)や、ONEの業務効率化の支援などを通じて協業関係にある構造計画研究所からは「ONE DEJIMA」の業務効率化や価値向上に資するノウハウの提供を通じてサポートを受ける予定。

(藤原秀行)

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